POSTED on2023.05.16
マタニティ中の背中の痛みはなぜ起こる?原因と安心の対処法を解説♪
ママになる準備期間のマタニティ中は、心身の不調の中で特に背中の痛みが気になる人が80%にもなると言われているんです。
いつもよりもデリケートなマタニティ中だからこそ、穏やかに健康的に過ごしたいのに、背中の痛みが気になって良い対処法がないかと悩んでいませんか?
今回は妊娠中によくある、背中の痛みの原因と、軽やかなコンディションを取り戻すための安心の対処法をわかりやすくお伝えしていきます。
目次
♦︎背中の痛みはなぜ起こる?主な原因を解説!
妊娠中に背中の痛みを強く感じる人は80%にも及ぶものの、原因がわからないと母体に良くない影響がでるのではないかと不安になってしまいますよね。
マタニティ中の背中の痛みには、主に次のような原因が考えられているんです。
1,お腹をかばう乱れた姿勢
妊娠中は日数の経過とともにお腹が大きくなり、赤ちゃんと自分のカラダを守る意識が強くなって、常にお腹をかばう姿勢になります。
お腹をかばう姿勢は、内臓が圧迫されたり、お腹の重さがダイレクトに体幹・背中に負荷を与えてしまうため、痛みやこわばりが出やすくなると言われています。
2,お腹の重さ
マタニティ期間にお腹が少しずつ大きくなってくると、お腹にかかる重さの負荷が背中にも伝わり、痛みが増すようになります。
お腹の重さは、自然に前かがみの姿勢になって背中まわりの神経や筋肉、関節や脂肪を圧迫するため、これらが圧縮されたような状態になって血流やリンパ液のめぐりが悪くなり、強く鈍い痛みを生じるようになるのです。
3,リラキシンというホルモンの分泌
マタニティ中は女性のカラダの生理的な現象がいくつも起こり、その中でもリラキシンというホルモン分泌が活性すると言われています。
妊娠中に分泌が活性するリラキシンというホルモンは、赤ちゃんが産道を通りやすくするために、骨盤や関節を緩める働きがあります。
関節や骨盤は背中をはじめカラダ全体を支える役割があるため、リラキシンによって緩むと関節と骨盤の支えるチカラが弱まり、背中が固定されずに痛みやこわばりが出やすくなるのです。
♦︎グッズでの対処法
マタニティ中の背中の痛みは、姿勢の乱れやお腹の重さによる背中への負荷をなくす、手軽に使えるグッズがいくつも展開されています。
ここではすぐに常備しておきたい、マタニティ中の背中の痛みを和らげるグッズの種類と、おすすめのポイントをご紹介します。
マタニティベルト
妊娠中の背中の痛みは、緩和や姿勢の改善、血行やリンパのめぐりをスムーズにする、マタニティベルトの活用がおすすめです。
マタニティベルトを使うことによってリラキシン分泌の影響でゆるんでしまった骨盤や関節を支えることができ、背中が安定して痛みの改善に役立ちますよ。
インソール
マタニティ中の背中の痛みは、お腹をかばうことによる間違った歩き方、合わない靴も原因のひとつ。
インソールはいつもの履いている靴に入れる中敷きのようなアイテムのことを言い、足のアーチを整えながら軽やかで正しい歩行をサポートし、背中の痛みの予防や軽減にアプローチできます。
♦︎生活習慣のポイント
マタニティ中の背中の痛みは、グッズの活用に合わせてしておきたい、生活習慣の過ごし方がいくつかあります。
背中のツラい痛みを今すぐ軽減できる、生活習慣の過ごし方を一緒に見ていきましょう。
立ち方・座り方
マタニティ中の背中の痛みは、じっと我慢してしまうよりも、立つ・座るといった動きをバランスよくとることが、血行を安定させて痛みの予防や緩和に役立ちます。
・立ち方:肩幅程度に足を広げて無理のない程度に背筋を伸ばす
・座り方:床に座る際はあぐらや正座に、椅子やソファの場合は深く腰掛ける
あぐらや正座は背中にかかるお腹の重さを分散させ、椅子やソファの深い腰かけは背もたれが背中を支えて痛みの予防にアプローチできます。
中腰の姿勢を避ける
中腰の姿勢は、カラダを中途半端に曲げたり下に下げることで、背中にかかる負荷が増し、強い痛みの誘発原因になります。
日常生活を過ごす上で中腰の姿勢にならざるを得ないシーンはたくさんあるものです。そのため、洗顔やキッチンでの作業、モノをとる時などは、できるだけ無理をせずに椅子をあらかじめ用意して座りながらの作業ができるよう、中腰の姿勢を避ける工夫を取ってみましょう。
♦︎おわりに
マタニティ中のツラい背中の痛みは、
・姿勢
・背中を支えるグッズの活用
・背中に負担をかけない動き、工夫
をとることで改善でき、ママになるまでの日を安心安全、健やかに過ごすことができます。
背中の痛みを感じた際に試してほしい対処法をもう一度見直しながら、繊細な時期をHAPPYな日々に変えていってくださいね♪