猫背の美容に関する悪影響とは？

間違った姿勢とお肌トラブルの結びつきは、上手くイメージできないことがあるかもしれません。

ですが猫背になると、5～6㎏ほどもある人間の頭の重さがフェイスラインに倍の負荷をかけてのしかかり、シワやたるみの原因になってしまいます。

また猫背は、食べたものを吸収したりデトックスする腸が前かがみに姿勢によって圧迫されるため、腸が持つデトックス作用が活きずに肌荒れや大人ニキビなどのトラブルにつながってしまうのです。

猫背の健康に対する悪影響とは？

状態が前かがみになった猫背の体勢がクセになっていると、スムーズで安定した呼吸を助ける肺が圧迫され、呼吸のリズムが乱れてしまいます。

普段はあまり意識することが少ない呼吸ですが、このリズムは新鮮な酸素を体内にたっぷりと摂りこみ細胞の活性化にアプローチする重要な作用があります。

猫背によって呼吸がスムーズにならないと、口呼吸がクセとなって痛みや不快感につながるドライマウスにつながることも。

そもそも唾液は、細胞の活性化やダメージを受けたカラダを修復する成長因子・IGF-1の分泌や生成に働きかけるため、猫背は見た目や細胞が老化し実年齢よりも老けた印象に見える悪影響が出てしまうのです。

猫背の体型やダイエットに関する悪影響とは？

ダイエットをそれなりに頑張っていても、思うような成果が出なかったり、終了後にあっという間にリバウンドしてしまうのは、猫背の体型がクセになっていることも原因のひとつです。

猫背になると、カラダにかかる重力が神経や血管、リンパ管を圧迫してしまいます。

神経や血管、リンパ管はそもそも、ダイエットに必要な栄養を摂りこみ、太りやすい栄養成分となる脂質や糖質を流す役割があるため、猫背になるとこの働きが活きずに溜め込みやすい体質に変わってしまうのです。

自分が猫背かどうかをチェックするポイントは、

☑壁に向けてイスを置く

☑そのイスに壁に向かって腰掛ける

☑ヒザとつま先を壁にピッタリとつける

☑そのままの体勢からスッと立ち上がる

という流れを試してみた時に、カラダがぐらついたりスッと立ち上がれない場合は猫背によってボディバランスが崩れているサインと言えるでしょう。

デスクワーク中の正しい姿勢

ついつい猫背になりやすいデスクワーク中は、次のポイントを押さえた姿勢を意識すると、カラダを支える筋肉や関節の柔軟性が活き、立ち姿でも正しい姿勢を維持できるようになります。

☑パソコン、スマホを見る際は目線とまっすぐになるように画面の角度を調整する

☑骨盤を立て、胸を張り、アゴを軽く引き、肩甲骨を寄せるイメージを持つ

☑姿勢を正した際に、頭のてっぺんが一本の糸でつられているイメージを常に持つ

猫背を改善するお手軽ストレッチ

前のめりになった猫背を少しずつ補正し、スムーズな呼吸で新鮮な酸素を摂り入れたり、フェイスラインにかかる重力を分散してシワやたるみを予防する、手軽なストレッチをご紹介します。

1.前項でご紹介した正しい姿勢で座る、または立つ

2.脇をしめ、両腕を胸の高さにまで上げる

3.そのままの体勢で両手を横に広げる→胸の前で閉じる動きをリズミカルに繰り返す

4.初めは30回、慣れてきたら50回を目安に行う