POSTED on2023.07.05
| UPDATE on 2023.07.06
生活環境の変化による睡眠トラブルが急増?原因と安心の解決策!
夏に近づき、ビジネスシーンと人間関係にがらりと変化が訪れた女性も多いのではないでしょうか?
いつもとは違った生活環境の変化があると、不安や緊張、憂鬱感で睡眠のリズムが狂い、眠れない・スッキリ目覚められないといったトラブルが特に女性に急増傾向にあります。
今回は生活環境の変化による睡眠トラブルの原因、ぐっすり眠れる毎日を取り戻すための手軽なセルフケアを詳しくお伝えしてみたいと思います。
♦︎眠れなくなる原因とは
生活環境の変化があると、この状態を前向きに受け止めて楽しめる女性も少なくはないので、いつまでも緊張・不安な状態が続くと、自分が損をしているように感じてしまうものですよね。
生活環境の変化で眠れなくなる女性が増えている、根本的な原因を一緒に見ていきましょう。
自律神経のゆらぎ
転職や部署異動、転勤や新しい人間関係の中でのビジネス・ライフスタイルでは、環境の変化によって少なからず緊張や不安を感じ、このストレスが自律神経の乱れにつながってしまいます。
自律神経とはそもそも、
・朝から夕方にかけて優位に立ち、心身の活発な活動を助ける「交感神経」
・夕方から夜間にかけて優位に立ち、心身のストレスを癒す「副交感神経」
から成り立っていますが、新しい生活環境の変化によるストレスがあると、ふたつの自律神経の切り替えがスムーズにならずに眠りのリズムを乱してしまいます。
特に20~30代の働き盛りでライフスタイル・ビジネスシーンのターニングポイントが多い女性は、環境の変化が他の年代よりも多いことで自律神経が狂いやすく、交感神経・副交感神経が働くべきタイミングで作用しないため、睡眠の質に良くない影響を与えてしまうのです。
寒暖差ストレス
新生活がスタートしたこの時期は、夏を感じさせるように暑い日もあれば、一気に気温が低下する寒暖差が著しい傾向にあります。
新しい生活環境の変化に寒暖差のストレスがプラスされると、自律神経が持つ体温を一定に保つ働きが低下してしまうため、ぐっすり眠れずシャキッと起きられない睡眠トラブルが出やすくなります。
また環境の変化に寒暖差のストレスがプラスされると、服装や過ごし方に対してナーバスになる女性が多いことから、リラックスできる時間が短くなって眠りの質が悪くなってしまうのです。
♦︎ぐっすり眠るためのセルフケア!
生活環境の変化による睡眠トラブル、不安や憂鬱感は、心身が慣れるまでの一時的なトラブルと言えるものの、この悩みがある女性は慣れるまでが長いと感じてしまうものですよね。
生活環境の変化に心身を早く慣れさせ、ぐっすり眠れるリズム・健やかな睡眠サイクルを取り戻すために、自律神経の安定にも効果的なセルフケアをまとめてみました。
就寝と起床の時間を一定に保つ
日頃の眠れないトラブルは、休日の寝溜めで解決しようと考える女性も多いことでしょう。
ですが寝溜めは日頃の睡眠トラブルを根本的には解決できず、余計に心身の重だるさやお肌の不調につながるリスクがあります。
眠る時間・起きる時間を一定にしておくと、狂ってしまった体内時計が整っていつも決まった時間に眠気を感じ、起床のリズムが整っていきますよ。
「動く→休む」のサイクル
生活環境の変化ではしなければならないこと・覚えなければならないことが山積し、つい頑張り過ぎて無理をする女性も少なくはありません。
家事、仕事と根を詰めすぎてしまうとリラックスできないことで自律神経のゆらぎが大きくなってしまうため、働いたら適宜休息を入れて、カラダとココロのリフレッシュ・リラクゼーションを心がけてみましょう。
動いたら休むというサイクルは、休息をとった時に自然に呼吸が深く大きくなり、このリズムが乱れた自律神経を整えて寝つきや目覚めの良さに一役買ってくれます。
良い寝室の環境づくり
ぐっすり眠れる睡眠リズムを取り戻すためには、そのベースとなる環境づくりも重要なポイント。
睡眠のスペシャリストが推奨する、リズムを整える環境は、
・肌触りのよい寝具、寝間着を常備しておく
・睡眠時の部屋の照明はほのかな暗さがベスト
・室温が20℃前後
・湿度が30~70%程度
・睡眠前はスマホやパソコンの刺激から心身を守ること
がポイントになるので、ホッとくつろげるような寝室の環境に早めに整えておくようにしましょう。
♦︎おわりに
生活環境にガラリと変わると、不安や緊張が長引くのではないかと感じますが、自律神経・睡眠に良いリズムの心がけで、いつの間にか心身が慣れて楽しみを見つける気持ちの余裕も生まれてきます。
自律神経と睡眠に良い心がけを今日から実践して、誰もが持つ新しい環境に慣れる適応力を育てていってくださいね。