頭皮の血液循環を促す

抜け毛や薄毛、白髪の女性によくある髪のトラブルは、頭皮の血行不足が根本的な原因と考えられています。

ランニングを行うと、頭部に血液を運ぶ役割がある、心臓とふくらはぎに負荷をかけることができます。

ランニングで刺激を受けた心臓・ふくらはぎは頭部にまで新鮮な血液を運び、毛根やメラノサイトに栄養が届きやすくなって薄毛や抜け毛、白髪の改善・予防にアプローチできるのです。

汗による頭皮のデトックス作用

ランニングをすると、カラダを大きくスピーディーに動かすことで早い段階で大量の汗をかくものですよね。

ランニング中に流れる汗は、天然の洗顔料・クレンジング剤と呼ばれるほど頭部の浄化作用があり、髪と頭皮の汚れを洗い流してくれます。

すると、抜け毛や薄毛の原因となる老廃物と毒素による毛穴詰まりが改善されて、頭皮がクリアなまっさらな状態に整って、丈夫で健やかな髪の毛が生えやすくなっていくのです。

薄毛の原因物質の排出と無効化

女性の薄毛や抜け毛のトラブルは、男性ホルモンのひとつとなるDHTの発生によるものと考えられています。

このDHTは、

・ストレス

・水分不足

・喫煙、過度なアルコール摂取

・ホルモンバランスの乱れ

が主な原因ですが、ランニングをすると前後に水分補給をすることが自然となり、カラダを大きく動かす動きが精神的なリフレッシュ、ストレス解消にもつながります。

すると、女性の抜け毛や薄毛の原因となるDHTの影響から髪と頭皮を守ることができ、無効化しながら効率的な育毛にアプローチできるのです。

自律神経、ホルモンバランスを整える

女性の髪と頭皮の状態は、自律神経・ホルモンバランスによっても左右されています。

その理由は、

・自律神経：血管の収縮、拡張を作用して頭部に血液を送る

・ホルモンバランス：髪のハリとツヤを守るコラーゲン産生を担う

というそれぞれの働きがあるためです。

ランニングをすると、ストレスが解消されることで自律神経・ホルモンバランスが整い、それぞれが持つ髪と頭皮への働きが活きて、育毛や健やかな頭皮環境にアプローチできるのです。

タンパク質が不足する

ハードな筋トレを行うと、筋肉の育成や筋細胞の修復に、体内のタンパク質が大量に消費されてしまいます。

髪と頭皮はそもそもタンパク質を原料としているため、筋肉の方にばかり体内のタンパク質が摂られて慢性的な栄養不足状態となり、薄毛や抜け毛につながりやすくなるのです。

活性酸素の大量発生

活性酸素には、血管にダメージを与えて頭皮の血行サイクルを乱したり、細胞の老化の原因になることがあります。

活性酸素はハードな筋トレをすると一時的に大量に発生するため、頭皮と髪にダメージを与えてヘアサイクルを乱してしまいます。

成長期から休止期までのことをいうヘアサイクルが筋トレで発生した活性酸素で乱れると、退行期・休止期の抜けやすい髪ばかりが増えて育毛の支障になってしまうのです。

DHTが発生しやすくなる

ハードな筋トレは、先ほどにもお伝えした抜け毛・薄毛の原因となる男性ホルモン・DHTの発生を促してしまいます。

DHTの発生は、髪が抜ける・薄毛になる以外にも、体毛が濃くなったり体臭がキツくなるなど、女性にとって深刻なトラブルの原因になるため、筋トレはバランスを考えた頻度・時間に調整するようにしましょう。