POSTED on2022.09.01
女性に多い「天気痛」とは?天候に左右されない心身を取り戻す方法
「曇りや雨の日になると、とたんにカラダのダルさや頭痛がひどくなる…」 女性のそんな悩みはもしかすると、気圧や天候の揺らぎで心身にさまざまな影響を与えてしまう、「天気痛」の可能性があるかもしれません。
日本人の1000万人以上、そのほとんどを占めるのが女性と言われている天気痛は、ビジネスシーンの集中力ややる気の低下はもちろん、プライベートの楽しさも半減させてしまうやっかいなトラブル。
気圧や天候の細かな変化にも負けない心身を取り戻すため、天気痛になりやすいタイプや対処法を一緒に学んでみましょう◎
目次
♦︎女性に多い「天気痛」原因となりやすい人のタイプは?
曇りや雨の日、台風などが近付いてきている季節に、決まって頭痛やカラダのダルさを感じる…。
そんな女性の不調のひとつである天気痛は、細かに変わる天候や気圧の強さによって、自律神経が緊張した状態になって起こると言われているんです。
ここではさらに詳しく、女性に多い天気痛の原因と状態、なりやすいタイプの人について一緒にチェックしていきましょう。
天気痛のそもそもの原因
女性に特に起こりやすい天気痛は、気圧の変化にカラダや神経、脳や細胞が追い付いていけず、自律神経がストレスや緊張を過度に強いられてしまい、頭痛やカラダのダルさ、強い痛みを伴う肩こりや首コリが出てしまう症状のことを言います。
現代病ともいわれている天気痛は、気圧や天候の細かな変化によって、自律神経となる交感神経・副交感神経が過度に刺激を感じてしまい、両方の働きが活性化し過ぎて心身のバランスが取れなくなることも原因。
また天気痛は、気圧や天候の変化を敏感にキャッチする内耳が、自律神経にもその変化を細かに伝えることで神経が疲弊し、繰り返しの心身の不調が出やすくなると考えられています。
天気痛になりやすいのはどんなタイプ?
気圧や天候の変化があっても、常にフラットで健やかに過ごせる女性と、その変化を敏感に受け止めて心身に不調をきたしてしまう女性には、どんな違いがあるのでしょうか?
天気痛になりやすい人のタイプには、
・耳が敏感であること
・ストレスを感じやすく、神経質な人
・乗り物酔いしやすい人
・栄養バランスの乱れ、睡眠不足などの乱れたライフスタイルを送っている人
などがあります。
ストレスを感じやすかったり、栄養のバランスや睡眠不足などのライフスタイルに何らかのウィークポイントがある女性は、気圧や天候の変化に対応するための体力や自律神経のバランスが乱れ、さらに耳が敏感に反応することで、ちょっとの気圧の変化でも頭痛やカラダ全体のコリ、鈍い疲労が出やすいと言われているのです。
♦︎気圧や天候に左右されない丈夫な心身を!天気痛予防・緩和のセルフケア
気圧や天候の変化は自然・生理的な現象でもあるのでどうすることもできなくても、この状態に対応していけるセルフケアの方法はいくつも存在しているんです。
天候や気圧の揺らぎが特に著しいこの季節でも、健やかに明るく過ごすことができるよう、今日から始められる天気痛のためのセルフケアをまとめてご紹介しましょう。
自律神経が整う「モーニングルーティン」を
朝の時間は、自律神経が整うアクションがいくつもあること、知っていましたか?
天気痛は自律神経の乱れが大きな原因となるため、このリズムを整えることができるようになると、心身バランスはもちろん、美容の面でも良い影響が実感できます。
自律神経を整える、朝にしておきたいモーニングルーティンは、
・心身のリズム、サイクル安定に働きかけるセロトニン分泌の日光浴を
・内耳のケアに役立つビタミンB群、葉酸を含んだ朝食を摂る
ことがおすすめの方法。
朝の限られた時間でも、このふたつの早めにルーティン化しておくことで、心配な天気痛の未然予防につなげることができますよ。
内耳のツボ刺激マッサージを
万が一天気痛による不調を感じてしまっても、次のマッサージは過度に気圧や天候の変化に反応している内耳・自律神経の興奮・緊張を抑えることができます。
お仕事や家事の合間にも手軽にできる、内耳のツボ刺激マッサージをさっそく試してみましょう。
①耳たぶを持って横に真っ直ぐ引っ張り、そのまま5~10秒ストップ
②指を離したら再度耳たぶを持ち、上・下・斜め・横とまわすようにツボ刺激
※耳のまわりには毒素や老廃物が溜まりやすい、リンパ管がたくさん存在しているため、耳のマッサージは気圧や天候の揺らぎによるフェイスラインのむくみ、眼精疲労のケアにも一役買ってくれるでしょう。
♦︎まとめ
天気痛は女性の体質的な問題ばかりではなく、不規則な日常生活・栄養バランスの乱れ・疲労や睡眠不足など、ちょっとのきっかけがその原因になることも大いにあるんです。
どんな天候で健やかで明るい心身をキープすべく、生活習慣の見直しと自律神経を整えるモーニングルーティンをさっそく試してみてくださいね◎