POSTED on2023.04.03
| UPDATE on 2023.04.14
そろそろ出番が終わるムートンブーツ|正しいお手入れで上質さを維持
冬の間中、マストに履き続けていたムートンブーツも、春の訪れによってそろそろ出番が終わりになりますよね。
ムートンブーツは他のブーツに比べると、素材がやわらかくて汚れや湿気、余分な水分を吸着しやすい性質があり、正しいお手入れ法が気になるところ。
今回は次のシーズンも快適に履けて、質の良さをキープするためのムートンブーツの正しいお手入れ法をご紹介!
ムートンブーツお手入れ後の上手な保管方法も合わせてチェックしてくださいね。
目次
♦︎ムートンブーツを履いた後の正しいお手入れ法をチェック!
次の冬のシーズンも快適にムートンブーツを愛用し、お気に入りの色味や質感をキレイにキープしておくためには、毎回の着用後の正しいお手入れがポイントになります。
春までにまだまだ出番が多いムートンブーツの履いた後の正しいお手入れをさっそく今日からはじめてくださいね◎
ムートンブーツの拭き取り
ムートンブーツを履いた後にはじめにしておきたいお手入れが、ふき取り。
まずムートンブーツのふき取りは、外出によって染み付いた湿気や汚れ、余分な水分を取り除く目的があり、ふき取りによって質感や色味を美しく維持することができます。
ムートンブーツのふき取りは、決してこすらず、湿気や水分が気になるところにやわらかなクロスを当て、トントントンと軽く叩くように汚れを拭き取っていきましょう。
ムートンブーツのブラッシング
ムートンブーツのふき取りが終わったら、次はブーツのお手入れ専用のブラシを使ってブラッシングをしていきます。
ムートンブーツの素材は細かな網の目になり、着用の汚れや湿気によって毛並みにムラが出やすい状態でもあります。
毛並みのムラを放置してしまうとそこが形状記憶並みに凹凸が目立ち、もとの質感に戻るまでに長い時間がかかることもあるため、ブラッシングは欠かさずに行うようにしましょう。
ムートンブーツのブラッシングは、
・素材の毛並みの方向に合わせてブラシを当てる
・上から下に向かい、毛並みを補正するようにリズミカルにブラシを動かす
ことがポイント。
ブラッシングは毛並みを整えるばかりではなく、目に見えない汚れやホコリ、湿気を落としたり、ムートンならではのツヤ感を引き出すメリットもありますよ。
ガンコな水濡れや湿気は新聞紙でケア
ムートンブーツは雪の日ばかりではなく、雨の日にも使うことがありますよね。
また急な天候の変化で、ムートンブーツが水濡れ・湿気を吸い取ってしまうことも少なくはないでしょう。
ムートンブーツのガンコな水濡れや湿気は、
・新聞紙を丸めてムートンブーツの内部に詰め込む
・その状態からムートンブーツを新聞紙でぐるりと包み込む
というお手入れがおすすめです。
新聞紙が一般的な紙よりも吸湿・吸水性に優れているのは、新聞紙に使われている文字表示のインクに余分な水分を取り込む作用があるため。
半日から1日この状態でムートンブーツを保管し、乾ききったら最初にお伝えしたふき取りとブラッシングをお手入れをすると、新品同様に近い状態に整えることができますよ。
♦︎ムートンブーツのニオイ、カビに気づいたら?トラブル解決のお手入れ法!
一般的なブーツに比べると、ムートンの素材は余分な水分や汚れを吸着しやすい分、カビやニオイの発生が出やすい傾向にあります。
お気に入りのムートンブーツにニオイやカビのトラブルがあると、それだけでおしゃれをする気持ちがダウンしたり、「もう履けない…」とショックを受けてしまうものですよね。
ここではそんな悩みも解決できる、ムートンブーツによくあるニオイとカビのお手入れ方法をご紹介してみたいと思います。
ムートンブーツのニオイのお手入れ
ムートンブーツのニオイが気になる場合は、まず消臭スプレーを全体にかけ、先ほどお伝えした新聞紙を丸めて入れる、包み込むお手入れを行いましょう。
新聞紙にはムートンブーツのニオイのもととなる雑菌を吸着する作用があります。
ムートンブーツのニオイは熱によって消滅しやすいため、その上からドライヤーを当てたり、ヒーターの温かさが伝わる場所で10分程度保管をしておくことがおすすめです。
ムートンブーツのカビのお手入れ
ムートンブーツのカビは、お気に入りのデザインや色味、なめらかな質感をなくしてしまうショックなトラブルでもありますよね。
ムートンブーツのカビは、知らず知らずのうちに広範囲に広がる心配もあるため、見つけたらすぐに歯ブラシなどの小さめブラシを使って軽くこすりながら落としていきましょう。
この時、酵素系漂白剤と重曹をブレンドした洗剤の歯ブラシにつけておくと、素材の奥深くにまで洗剤の成分が浸透し、広範囲のカビのケアに効果的ですよ。
♦︎おわりに
ムートンブーツは素材の特性上、お手入れが難しいイメージがありましたが、意外にシンプルな方法で快適な履き心地と質の良さをキープできるんですね。
次の冬にもマストなアイテムとなる、ムートンブーツのお手入れを今日からさっそく習慣づけていきましょう!