POSTED on2021.09.13
筋膜リリースのストレッチで秋冬でも太りにくい体に!おなかまわりの脂肪を予防
筋膜リリースと聞くと、健康番組で聞くような、中年から高齢者向けの健康法のようなイメージがありませんか?
実は筋膜リリースは、若い方でも必要なほど、現代の生活スタイルの影響で体が凝り固まっています。
これによりおなかに脂肪がつきやすい体になってしまうのです。
寒くて体を動かしたくなくなる冬を迎える前に、太りにくい体を作る筋膜リリースストレッチを習得しておきましょう!
目次
おなかに脂肪がついてしまう理由
まずはおなかに脂肪がついてしまう理由を知り、根本的な解決を目指すことが大切です。
脂肪がついてしまう理由を知ることで、日常生活を送るうえで痩せやすい動き方や体の使い方ができるようになりますよ。
腹斜筋を使う機会が減った生活スタイル
脇腹の脂肪は腹斜筋を鍛えることで燃焼されます。
実は日常生活で腹斜筋を鍛えるシーンはたくさんあり、体をきちんと使えていればおなか回りの脂肪はつきにくくなります。
例えば後ろから友人に声をかけられ振り返るときや、車をバックさせるときなど、おなかをねじる動作で自然と腹斜筋が刺激されます。
しかし、現代の生活スタイルはパソコンを使ったデスクワークや、スマートフォンを長時間使うことで引き起こされる猫背・巻き肩によって、腹斜筋を使う機会が減っているのです。
猫背により胸椎が固まることでねじる動作がきつくなり、自然とおなかをねじる動作が抑えられています。
これでは腹斜筋が衰える一方なので、自然とおなかに脂肪がつきやすくなってしまいます。
胸椎とおなかの脂肪の関係性
胸椎とは、胸の真ん中にある骨のことであり、肺を覆うあばら骨の中心にあります。
腹斜筋が日常生活の動作で使えている方は、体をひねるときに胸椎も一緒にねじれるので、おなか回りまでスムーズにねじることができます。
これによって腹斜筋が使われているのです。
一方脂肪がたまりやすく腹斜筋が使えていない方は、胸椎が硬いことでねじり動作のときに胸が動かず、おなか回りがまったく動かせないということが起こります。
体をねじる動作ではなく、腰回りを固定して上半身を丸ごと後ろに向けたり、腰の筋肉を縮めてねじりの動きをごまかしたりするクセがついてしまうのです。
「おなかを動かすトレーニングをしてもなかなか痩せられない」という方は、そもそも適切におなか回りを動かせていない可能性が高いといえます。
胸椎が硬くなる原因は「筋膜」にあった
胸椎やあばら骨が固まることで自然と腹斜筋を使う動作ができなくなり、脂肪がつきやすい体になってしまうことが分かりました。
それでは一体、胸椎が硬くなってしまう原因は何なのでしょうか?
胸椎が硬くなる原因に関係している、筋膜についてご紹介します。
そもそも筋膜とは?
筋膜は体を覆っている膜であり「第二の骨格」とも呼ばれています。
お肉をはがすと、薄く白い膜を見たことがあるのではないでしょうか?
これが筋膜であり、人間にも同じように筋肉を覆う膜があります。
筋膜には骨と同じように体を支える役割がありますが、悪い姿勢のまま固まってしまうこともあるので、筋膜をほぐすことで筋肉が正しく使えるようになりますよ。
おなかの脂肪が付きにくくなる!筋膜リリースストレッチ方法
夜寝る前にできる、かんたんな筋膜リリースストレッチをご紹介します。
毎日続けることで胸の筋膜がほぐれ、しっかりと腹斜筋が使える動きが身についていきますよ。
伸びのポーズ
①四つん這いの姿勢で床に両手足を付き、片方の手を前に伸ばして床に付ける
②体を後ろに引いて、伸ばしている腕のワキから胸が伸びていることを意識する
③30秒~50秒キープする
ワキを床に付けるイメージで腕をのばしましょう。
筋膜が硬い方は、ワキの下がピリピリしてきます。
反対側の腕も同じようにストレッチをして、吐く息で筋肉をゆるませてください。
ねじりのポーズ
①四つん這いの姿勢になる
②右腕を左腕の下に通して状態をねじる
③左腕は頭の上に伸ばし、遠くへ引っ張るイメージで30秒~50秒キープ
ねじりのポーズは、伸ばした腕の付け根と胸の筋膜を伸ばして柔軟性を高めます。
アタマの上で伸ばしている腕は、できるだけ遠くの位置に手がつけるよう、床をつかむようにして伸ばしてください。
下半身のねじりポーズ
①うつ伏せになる
②胸を固定したまま右足を左足の外側に動かし、往復動作をする
下半身をねじるときは腰が動いてもOKです。
動かしていけないのは胸であり、きちんと下半身をねじりましょう。
まとめ
筋膜リリースストレッチで体の柔軟性を高めることで、腹斜筋がうまく使えるようになり、脂肪がおなかに付きにくくなります。
冬になると寒さでこたつから出られなくなるので、日常生活の動作で太りにくい体づくりができるといいですね。
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