POSTED on2020.08.06
人には聞けない…。日焼け止めに書いてあるSPFやPAってなに?
日焼け止めにはSPFやPAなどの表記がありますが、どんな意味があるか知っていますか?
数が多い方が効果がありそう…と思っている人も多いですが、実はそうではないのです。
今回はSPFやPAの意味を知って、自分に合った正しい日焼け止めを選べるようになりましょう!
正しく日焼け止めを選ぶために紫外線の種類を知っておこう
紫外線の種類は3種類。
波長によって「UVA(紫外線A波)」「UVB(紫外線B波)」「UVC(紫外線C波)」にわけられます。
UVCは地上にはほとんど届かない紫外線なので、気にしなくていいのですが、私たちを日焼けさせる原因は「UVA」と「UVB」。
UVAは、肌に浴びると体内でメラニンが作られるため、色素沈着が起こり、肌が黒くなってしまいます。
UVBは、肌に浴びるとやけどのような炎症を起こす紫外線。
色素沈着も起こりますが、シミやそばかすの原因になるといわれています。
今は大丈夫!という人も、5年、10年後に後悔しないために、この紫外線を必要以上に浴びないようにしなくてはいけません。
SPFとは?
「Sun Protection Factor」の頭文字を取ったSPF。
SPFのあとに数字が表記されており2~50、それ以上は50+と書かれています。
UVBをカットする効果があるSPF。
数字は何も塗っていない状態と日焼け止めを塗った状態を比べたときに、何倍の効果があるかを表しています。
PAとは?
こちらも「Protection Grade of UVA」の頭文字を取っています。
PAのあとに「+」が1~4つついており、多い方がUVAをカットする効果が高いです。
SPFと同じく素肌の状態と日焼け止めを塗った状態を比べて「+」を表記しています。
正しい日焼け止めの選び方
SPFとPAはどちらも効果が高いものを選べばいいのでしょ?と思っている人は要注意!
SPF50+とPA++++が良いのであれば、それだけを販売すればいいですよね?
さまざまな種類が売られているのにはわけがあるのです。
実は、紫外線カット効果がが高まると肌への負担もあがるのです。
そのためTPOに合わせた日焼け止めを選ぶのがポイント。
通勤や軽い散歩など日常生活の範囲の外出であれば、SPFは10〜20、PAは++程度で充分です。
最近はファンデーションや下地にもこの程度の日焼け止め効果は含まれているので、顔に関しては日常生活であればわざわざ日焼け止めを塗らなくても大丈夫です。
レジャーなどで屋外にいる時間が長いときは、SPFは30以上、PAは+++がおすすめ。
マリンスポーツなどを楽しむときは炎天下のためSPFは50以上、PAは++++にしましょう。
ちなみに目から入る紫外線も日焼けの原因になります。
目には日焼け止めは塗れませんから、炎天下ではサングラスを活用しましょう!
日焼け止めの種類は?
日焼け止めにはさまざまなタイプがあります。
一番なじみがあるのはクリームタイプではないでしょうか。
保湿力も高く、落ちにくいので効果も長く続きます。
絶対に焼きたくないときにおすすめです。
ただし落としにくいといったデメリットもあるのでしっかりとクレンジングで落とすことが大切です。
日焼け止めが残ると肌荒れの原因になります。
クリームタイプが苦手な人は、さらっと塗れるジェルタイプやローションタイプもおすすめです。
メイク直しで日焼け止め対策ができるパウダータイプも顔には使いやすいですよ。
スプレータイプも気軽に使うことができて便利。
ただし落ちやすいのでクリームが塗れない髪や頭皮に使うといいですよ。
日焼け止めを塗り直すタイミング
日焼け止めは出かける前に塗るだけではいけません。
数時間に1回塗り直すといいでしょう。
とくに暑い日やスポーツをしている場合などは、汗などで取れてしまいます。
こまめに塗り直しをしましょう。
塗り直すときに、クリームタイプが面倒だな…と感じる人はスプレータイプやローションタイプであれば、さらさらしているので塗りやすいですよ。
日焼け止めは一年中必要?
日焼けは暑い季節だけ、日差しが強いときだけ気をつければいいと思ってしまいがちですが、紫外線対策は一年中必要。
夏の方が紫外線量は多いですが、他の季節も油断は禁物です。
さらに晴れている日の紫外線を100%としたとき、曇りは70%前後、雨でも30%程度の紫外線が観測されているため、日差しが出ているときだけでは不十分なのです。
美白を目指すなら一年中紫外線対策には気を抜かないようにしましょう!
まとめ
SPFやPAの意味がわかると、自分の生活に合わせて日焼け止めを選ぶことができます。
効果が高いものを選べばいいというわけではないため、用途に合わせて選択しましょう。
日焼け止めを正しく選ぶことは、今だけではなく未来の肌を守ることに繋がります。
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