POSTED on2020.06.13
| UPDATE on 2020.07.01
消毒液で手荒れがつらい…。原因を理解して早めにハンドケア
手を洗う回数が増え、消毒もこまめに行うようになった現代。
ウイルスは怖いけど、消毒ばかりで手荒れがひどくて悩んでいるという人が増えています。
なぜ消毒をすると手荒れしてしまうのでしょうか?
今回は手荒れの原因を理解してハンドケアの方法を学んでいきましょう。
目次
消毒液で手荒れが起こる原因
感染症対策として、手を洗う機会も増え、消毒することも当たり前となっています。
しかし、これが原因で手荒れに悩んでいる人も急増しているのだとか。
なぜアルコール消毒をすると手があれてしまうのでしょうか。
アルコール消毒は肌の油分を取ってしまい、さらに手洗いや消毒の回数が増えることにより、回復をする暇がなくどんどん減っていきます。
このため手が乾燥し、あかぎれやひび割れ、ささくれなど手荒れの原因となってしまうのです。
手が荒れてしまうと、手洗いも消毒も傷口にしみてしまうためつらいですよね。
しかし手を洗わないわけにはいきません。
そのため、手が荒れないようにハンドケアが必要なのです。
消毒液で手が荒れないようにする方法①:むやみに消毒液を使わない
インフルエンザや新型コロナウイルスなどは、目に見えないものなので、頻繁に消毒したくなりますが、手が荒れるほど消毒するのはやりすぎの可能性もあります。
手洗いが水だけでしかできないときは消毒液を使い、石鹸を使ってしっかりできる場所ではアルコール消毒を控えたり、仕事中に自分が触れる「物」の方を消毒したり、工夫するようにしましょう。
消毒液で手が荒れないようにする方法②:ハンドクリームを塗る
手洗いをしたあとに、しっかりと水気をふき取り、アルコールを手になじませ乾いたら、ハンドクリームを塗る習慣をつけると保湿ができます。
ハンドクリームを塗るときは手のひらに出して、20~30秒ほど両手を軽く重ね温めてから手の甲に塗り広げていくのがポイント!
指先や爪などもしっかりと1本1本塗るようにしましょう。
手荒れをするということは、手だけではなく爪にもダメージになっていることがあります。
アルコール消毒のしすぎで2枚爪の原因になることもあるので、爪のケアに特化したネイルオイルを使用するのもおすすめ。
消毒液で手が荒れないようにする方法③:消毒液を見直す
アルコール消毒が刺激になる人は、天然成分のみでできているアルコール消毒液や次亜塩素酸水などを使用するといいでしょう。
また最近ではアルコールジェルなど、消毒と保湿が一緒にできる除菌アイテムも増えてきています。
ちなみに充分に消毒するには、アルコール濃度が70〜83vol%といわれており、最低でも65vol%あると安心です。
保湿効果が高いものを選んだら消毒効果が低いなんてこともありえるので注意しましょう。
また、手洗い用の石鹸を肌に優しいものに見直したり、すすぎ残しがないように気をつけたり、拭くときはゴシゴシと水気拭き取るのではなく優しく押し当てるようにし、手を洗うときにも荒れる原因を作らないようにすることも大切です。
消毒液で手が荒れないようにする方法④:水仕事のときは手袋を
食器を洗う、掃除するなど水仕事が多いときは、手袋をするようにして、なるべく手が水に触れる回数を減らすといいでしょう。
手袋をするときは手がしっかりと乾いた状態で装着し、外したあとに手を洗いましょう。
また、洗うときはお湯ではなく、水を使うのがおすすめ。
お湯は肌の皮脂をさらに奪ってしまうので乾燥がすすんでしまいます。
寒い季節もあまり温度を上げすぎない方がいいでしょう。
アルコールが使えない人もいることを知ろう!
アルコール過敏症やアルコールアレルギーという人がいるのをご存知でしょうか。
過敏症やアレルギーの人たちはアルコールに触れるだけで、かぶれてしまったり、やけどのような湿疹がでてしまったり、頭痛や吐き気、呼吸困難などの体調不良を起こしたりととても苦労しています。
アルコールは必需品かもしれませんが、電車やバスなど周りに人がいるときに思いっきり使うのはやめましょう。
また、自分でアルコールが使えないとわかっている人は、自分でハンドソープや消毒できるものを持ち歩いていることも。
スーパーなどの店先で消毒しないからといって理由も聞かず注意するなど過剰な反応は返って相手を傷つけることもありますので、気をつけてくださいね。
まとめ
手指の消毒に欠かせないアルコール消毒液ですが、手荒れしてしまうのはつらいですよね。
しっかりと保湿して、ハンドケアも念入りに行いましょう。
またアルコール消毒液は品薄となっており、まだまだ充分な状況ではありません。
消毒には手指など肌の消毒に使えるものと使えないものがあるので、物を拭くときはアルコールではなく、次亜塩素酸ナトリウムなど物にしか使えない消毒液を使うなど臨機応変に対応し、アルコール不足を解消しましょう!
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