相手の印象は第一印象が何より肝心！

人の判断力なんて実はとてもいいかげんなもの。
はじめに受けた印象にだいぶ引きずられてしまうものなんです。

そのことを証明したのが、同調実験(人は集団の中にいると、他人の行動に引きずられてしまう)で有名な社会心理学者ソロモン・アッシュ。
彼の行った「第一印象がいかに大事」なのかを証明した実験を紹介します。

アッシュの実験

アッシュが行った実験はA、B二つのグループを作り、ある人物の性格特徴を以下の通りに伝えました。

★Aグループ
「知的・勤勉・衝動的・批判的・頑固・嫉妬深い」

★Bグループ
「嫉妬深い・頑固・批判的・衝動的・勤勉・知的」

そう、これは特徴を伝える順番を入れ替えただけで、実は全く同じ特徴を伝えたもの。

そしてA、Bそれぞれのグループの人たちに、その人物の印象を答えてもらったところ、

Aの人たちは「多少、欠点はあるが全体的に好ましい」
Bの人たちは「欠点の多い好ましくない人物」

と、評しました。
このことからも最初に知った情報がいかに印象づけるかが分かったのです。

では、第一印象でどんな印象を与えたらいいのか？

「第一印象･･･結局、美人の一人勝ちなんじゃ･･･？」
そんな疑問も一面的には正しいと言えます。

なぜなら心理学者の行った「性格特性の好意順序調査」によると、
男性が求める性格特性の第2位に入ったのが「容姿が良い」こと。
しかし、女性が求める～のランキングでは五位以内にも「容姿」は入っていません。
これだけでも男女の差が顕著に出た結果といえますね･･･。

ちなみに男女ともに第3位は「共通の価値観」、女性第2位は「信頼できる」という結果。
そして1位はこれも男女ともに同じ結果。
「優しい人」という性格特性。
つまり、素敵な出会いを恋に発展させる鍵もどうやら優しさの演出にありそうです。

優しい印象作りのために

相手に「優しい」印象を与えるには、まずファッション・カラーはピンクがおすすめ。
赤なら情熱的、青なら清潔、緑は安心感といった具合に、色にはそれぞれイメージ効果というものがあります。

その中でも女性的、そして「優しい」という効果を発揮するのがピンク色。
ピンク色をファッションに取り入れ、やわらかさを演出したふんわりメイクを施してみてください。

その後、徐々に自分らしさを出していっても最初の印象が「優しい」なら、あなたのイメージはそう簡単には揺るぎません。
春の素敵な出会いの時期、ぜひ参考にしてもらえれば幸いです♪